
広い土地を相続することになるので、相続税が心配です。
地積の大きい土地の評価額は、「広大地」の評価を適用することによって大きく減額することができます。ただし、次の3つの要件を満たしていることが必要です。
①標準的画地(その地域における戸建住宅の一区画)に比べて著しく地積が大きいこと。市街化区域内の場合、三大都市圏では500㎡以上、それ以外の地域では1000㎡以上であることが必要です。
②駅からの距離や容積率、周囲の状況等から考えて、その土地が戸建分譲に適する土地であり、マンション用には適さないこと。
③戸建分譲地として開発するにあたり、開発道路等の公共公益的施設負担を要すること。道路からの奥行が小さい土地で、いわゆる「旗竿地」開発をすれば区画割りが可能な土地の場合、広大地の認定が難しくなります。
